症例紹介
小児歯科
正中埋伏過剰歯
正中埋伏過剰歯とは、前歯の歯ぐきの中に埋まっている ”余分な歯”のことをいいます。
余分な物なので、後に生える永久歯の邪魔をして、歯並びに悪影響を与えることが多いです。
何の影響も無いのなら、そのまま経過観察 という場合もありますが、ほとんどの場合は要抜歯となります。
抜歯は 早ければ早いほうが良いと思いますが、早いほど患者さんは年齢が低いということになります。
歯を抜く ”タイミング”が大事です。
5歳(男の子) レントゲンにて正中埋伏過剰歯を確認。
もう少しで歯が出てきそうなので、今回は、埋まっている歯が出てきてから抜歯することをお母さんに説明。
10ヵ月後、正中過剰歯(尖った歯)が出てきました。
隣の乳歯もグラグラなので一緒に抜歯。
半年後、永久歯が1本萌出。
3ヶ月後、もう1本萌出。
3ヵ月後
矯正も何もしなくても、まずまずの位置です。
もし、過剰歯を抜くタイミングを逸していると いわゆる ”すきっ歯”になってたかもしれません。
歯が生え変わる時に邪魔なもの(抜けない乳歯や過剰歯など)があれば、歯は本来の位置から外れたところから生えてしまいます。
「様子を見ましょう。」ではなく、その時その時にしっかりとした対応が必要だと思います。
*費用:保険内治療
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